
「ムンバイラボ」が入居するビル外観
日立ハイテクは10月1日、インド・ムンバイでバイオ医薬品や環境・材料などの化学・産業分野で高度化する研究開発・品質管理ニーズに対応し、顧客の分析・評価課題の解決を支援するため、分析装置のデモラボ「Advanced Technology Innovation Center Mumbai (ムンバイラボ)」を10月1日に開設する。ムンバイラボは、日立ハイテクグループのインド現地法人であるHitachi High-Tech India Private Limitedが運営し、分析装置を活用した実機デモンストレーション、アプリケーション提案、顧客サンプルの評価、技術相談などを行う。
同ラボは、バイオ医薬品から化学・材料まで幅広いニーズに対応するため、分光光度計、液体クロマトグラフ、熱分析装置、アミノ酸分析計、滴定装置など同社グループの取り扱い製品の実機を設置する。
複数の装置を組み合わせ、顧客のビジネス課題に対して総合的にソリューションを提案し、ラボ内の実機を用いた評価・検証を行うことで、単なる機器展示にとどまらず、顧客自身のサンプルを用いた装置導入前の概念実証(PoC)やアプリケーション開発を日立ハイテクの専門スタッフと共に行う協創の場として機能する。
ムンバイ空港から車で約60分と、アクセスの良い都市ターネーのMIDC(マハーラーシュトラ州産業開発公社)エリアに位置している。また、化学物質を取り扱う分析評価に必要な国が定める安全・環境基準を満たした施設として、顧客は安心して実サンプルを用いた評価や検証を実施することができる。
同社は2025年、バンガロールに半導体分野向けを中心としたデモラボ拠点として「Advanced Technology Innovation Center India (バンガロール拠点)」を開設している。最先端の電界放出形走査電子顕微鏡(FE-SEM) 「SU8600」をはじめとした電子顕微鏡を設置し、各種装置とデジタル技術の活用によるサンプル評価から故障解析、プロセス検証までを効率的に支援するスマートラボとして、顧客との協創を推進している。
同社は、この半導体分野を支援するバンガロール拠点と、今回の化学・産業分野を支援するムンバイラボ開設により、インド国内2拠点ソリューション提供体制を構築・運営し、半導体・エレクトロニクスと化学・産業というインドで急成長する分野をカバーすることで、地域自律での価値提供によって成長市場での顧客接点の飛躍的な強化を目指していく。
さらに同社は、両拠点の連携に加え、ハンズオンワークショップの定期開催や、学術機関との共同研究、学生インターンシップの受け入れなどを通し、インドの科学技術の発展や次世代の人財育成にも寄与していく。
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