
平野喜一郎氏
医師の約8割が漢方薬の処方経験があるとされる中で、漢方医学的に患者の証に合った適切な漢方薬処方が行えているか、不安を抱える医師も一定数存在するようだ。漢方テックのVARYTEX(本社東京港区、代表取締役平野喜一郎氏)は、そうした医師が漢方薬処方を選択するための漢方診療支援プラットフォーム「KAMPO 365 works」を開発。先端AI技術を積極的に導入し、漢方領域の新たな価値創造に挑戦している。漢方を扱う医療者に向け、同社プラットフォームが診療、経営の両面でパフォーマンス向上に寄与し、同社理念でもある「ひとりでも多くの健康と幸せ」に貢献できるようサービス拡充に努めていく考えだ。
AIが漢方本来の効果検証
同社は設立5年目を迎えるスタートアップ企業。平野氏は、大手漢方薬メーカーで広報や宣伝、経営企画などに携わった経験を持つ。「漢方にはテクノロジーが必要になる」と考えて起業。現在、医療用漢方分野の診療支援の開発を中心としたビジネスモデルを展開している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。