ファクトリーオートメーション・ロボティクスをグローバルで展開するオムロンは27日、オーストラリアのウェストシドニー大学と共同でシドニーにエンジニアリングイノベーションハブに最先端のFA実証センター(PoCセンター)を開設した。
同施設は、オセアニアにおける同社初のPoCセンターで、イノベーションの推進、自国の製造能力向上、さらに将来を見据えた人材育成を通じて、オーストラリアとニュージーランドの製造業者を支援することを目的とし事業を展開する。
今後5年間で、同666施設への約2万人の来場と、同施設での活動による約1億5000万ドルの地元への経済効果を見込んでいる。
同社のPoCセンターは、自動化、ロボット工学、AI、IoT、マシンビジョン、安全ソリューション、自律移動ロボット (AMR) などの先端テクノロジーの体験と、オセアニアの顧客への包括的なエンジニアリングサービスを提供する。また、技術コンセプトの検証・実証、そのための調査、試験、エンジニアリングプロジェクトやトレーニング・セミナーの実施、大学と共同で行う資格認定技能向上プログラムやR&Dの推進・支援を行う。
同社は、世界130以上の国と地域で事業を展開している。そして、1987 年から30年以上にわたり、オーストラリアとニュージーランドのユーザーにサービスを提供してきている。
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