
4月1日付で医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査センター長・小児・希少疾病用医薬品等薬事相談センター長に就任した成川衛氏(北里大学薬学部教授)は、本紙の取材に対し、「従来の審査業務がベースとなるが、PMDAの取り組みを対外的に発信していく活動も重要になる」と述べ、海外の新興バイオ企業などに日本の薬事規制を伝える情報発信を強化したい考えを明らかにした。また、開設から約1年となる小児・希少疾病用医薬品等薬事相談センターの運営については、改正医薬品医療機器等法で小児用医薬品の開発計画策定が努力義務化されたことを受け、「PMDAでも積極的な相談の受け皿を作らないといけない」と意欲を示す。
成川氏は、北里大学薬学部教授とPMDAの二つのセンター長を兼務する。「PMDAの中期計画のもとで新しい取り組みも含め取り組んでいく。PMDAの審査のスピードと質は、世界の中で見ても高いレベルを維持していると認識しており、今後もそれを維持していきたい」と抱負を語る。
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