浜松ホトニクスは、光半導体製品の需要拡大に対応するため、本社工場(浜松市中央区市野町)に光半導体製造(前工程)を担う新棟を建設していたが、このほど完成し、12月から稼働を開始する。竣工式は20日に執り行う。
同社は、医療や産業、自動車などの様々な分野に光半導体製品を供給している。今後、光半導体製品のさらなる需要拡大が見込まれることから、本社工場に新棟を建設し前工程の生産能力を増強する。
新棟建設によって、生産スペースを従来の約2倍に拡張する。また、従来の直径6インチシリコンウエハの生産ラインに加え、新棟に直径8インチウエハ対応の製造ラインを採用することで、生産の継続性を担保すると共に、生産効率の向上やコストダウンも図る。さらに、新棟と既存棟をクリーンルーム内で接続し人や物の移動を効率化すると共に、自動搬送シ
ステムの導入により製造工程の自動化と省人化を進める。
なお、新棟は耐震構造を採用し災害対策を強化すると共に、環境配慮型の製造装置を導入する。
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