日本製薬工業協会医薬品評価委員会の近藤充弘氏は5日に都内で開かれた日本臨床薬理学会学術総会で講演し、ICH-GCPの改正内容の浸透に向けたワークショップを来年4月に開催することを明らかにした。治験の最適化に向けた解決策などを会員企業の社員がグループ討論し、実施医療機関にかかる現在の過剰な負担の削減などを目指す。
1月にICH-E6(R3)が国際合意されたことを踏まえ、厚生労働省は来年度に改正GCP省令を公布し、各医療機関が独自に設置しているIRB(治験審査委員会)を一つのIRBに集約する「シングルIRB」の原則化などの適用を予定している。改正GCP省令の施行に向け、製薬協は治験を最適化・合理化して国際共同治験件数を増加させるため、10月に「治験エコシステム業界宣言2025」を公表した。
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