ファイザーは16日、片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方の適応を持つ治療薬として「ナルティークOD錠75mg」(一般名:リメゲパント硫酸塩水和物)を新発売した。
同剤は、発作に関与するカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の受容体を拮抗することで、痛みを引き起こすことを妨げて効果を発揮すると考えられている。
急性期では発作時に75mg1回投与、発症抑制では75mgを隔日投与する。
薬価は75mg1錠が2923.20円。薬価算定に当たっては内用剤で自宅服用が容易などの利便性から有用性加算IIの5%が適用された。
米国では2020年2月に急性期治療適応、21年5月に発症抑制適応、欧州では22年4月に急性期治療、発症抑制の両適応で承認された。























