矢野経済研究所は、国内のドクターズコスメ市場を調査し、市場の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。それによると、2024年度のドクターズコスメ市場は前年度比100.3%の1239億円となっている。成長率は鈍化したものの、エビデンス訴求の敏感肌化粧品ニーズ拡大と美容医療需要が市場成長を下支えしている。
市場概況によると、24年度のドクターズコスメ総市場は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比100.3%の1239億円と推計。同市場を牽引する企業の業績が前年度を下回り、成長率は鈍化した。一方で、肌悩みやスキンケアニーズの高まりを受けて、エビデンスを有する敏感肌化粧品のニーズが増加。また、美容医療需要の高まりを背景に医家向け化粧品が好調に推移しており、同市場は成長を続けている。
また、近年のドクターズコスメ市場は、高機能化粧品の1カテゴリーとして一般化粧品市場との距離を縮めながら成長。医師が開発や研究に関与している点や、医療施設で取り扱われてきた背景を持ちながらも、現在ではドラッグストア、バラエティストア、ECなど多様な販路で購入可能となっており、生活者にとっては「専門性を備えた信頼感のある化粧品」と認識されるようになっている状況だ。
25年度のドクターズコスメの総市場規模は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比102.4%の1269億円と予測している。消費者のスキンケア意識の向上や、配合成分を意識した製品選びの広がりなど、同市場にとってプラスとなる要素が多く見受けられると分析。医家向けルートも好調に推移しており、ドクターズコスメのニーズは今後も高まっていくものと想定している。
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