積水化学工業はこのほど、iPS細胞に代表される幹細胞の培養等を安定的に実現する細胞接着ポリマー(化学合成足場材)Cegluをコーティングした培養プレート「Ceglu cultureware」の北米地域での販売を開始した。日本国内では昨年6月から販売しているが、再生医療、創薬、細胞治療分野の研究開発が盛んな地域への展開により、再生医療の実用化の加速に貢献していく。
CegluはiPS細胞の培養が可能な化学合成ポリマーで、溶液化して様々な素材の表面をコーティングできる。蛋白質と比べ高い室温安定性を持ち、コールドチェーンを必要としない。また、動物成分を含まず高い安全性を備えている。
同社は、コーティング剤であるCeglu coating solutionとコーティング済みプレートのCeglu culturewareを提供し、ラボスケールから製造スケールまで一貫した細胞接着プラットフォームを構築することを目指している。これまでの活用事例として、iPS由来心筋細胞への分化や自動培養装置との組み合わせによる細胞品質の再現性向上、不織布やマイクロキャリアへのコーティングによる細胞培養のスケールアップ等がある。
北米地域は、再生医療、創薬、細胞治療分野の研究開発が盛んな地域の一つで、世界最大の細胞培養市場となっている。この地域で同製品を幅広い研究者・企業に使用してもらうことで、再生医療の実用化の加速に貢献していくことを狙いとしている。
今後、欧州およびアジア地域での販売開始も順次予定しており、グローバルでのCeglu細胞接着プラットフォーム展開を加速、再生医療の実用化の加速を目指していく。
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