キヤノンメディカルシステムズは17日、3テスラMRI装置のフラッグシップモデル「Vantage Centurian/Precious Edition(ヴァンテージ センチュリアン/プレシャス エディション)」の国内販売を開始した。
同製品は、最新ソフトウェア「Ver.12」を搭載している。また、超解像画像再構成技術「Precise IQ Engine (PIQE)」の適用範囲拡大に加え、自由呼吸下でのDynamic撮像を実現する「Breath Resistant Dynamic」や、DWI特有のノイズを低減する「Complex Signal Average DWI」など、多彩なAIソリューションに対応している。さらに、ハードウェアにおいては、高い磁場均一性を実現した自社開発マグネットを採用している。
「PIQE」は、画像解像度を最大3倍に高めることができる超解像画像再構成技術。これにより、これまで取得が難しかった高精細画像の提供が実現している。また、従来と同等の分解能であれば、撮像時間を大幅に短縮することができる。同製品では「PIQE」の適用範囲をさらに拡大し、3Dシーケンスや2D CSシーケンスへの対応を追加することで、より幅広いシーンにおける臨床検査に貢献することができる。
また、「Breath Resistant Dynamic」は息止めすることなく腹部Dynamic撮像を行える技術を搭載。ディープラーニングを活用することで、動きによるアーチファクトを大幅に低減し、息止めが困難な患者に対しても自由呼吸下で高画質な画像が提供できる。従来は操作者が撮像された画像から最適な動脈相のタイミングを選択していたが、「Breath Resistant Dynamic」では動脈相を自動抽出することができ、操作者の負担軽減が図れる。
「Complex Signal Average DWI」は、DWI特有のノイズを低減する技術。ディープラーニングを活用することで、従来は困難だった複素加算が可能となり、DWIのノイズ低減を実現している。これまで、ノイズが課題となっていたhigh bやThin Slice撮像に有効で、DWI撮像の可能性が広がっている。
同製品は4月17~19日、横浜市のパシフィコ横浜で開催される「2026国際医用画像総合展(ITEM2026)」での展示を予定している。
















