コニカミノルタは9月29日、今年6月30日に「ベトナムにおける呼吸器疾患対策に資するX線動態解析×AIデジタル診断基盤の社会実装実証事業」が、経済産業省の「令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択されたと発表した。同事業では、ベトナムにおいて、簡便・低侵襲な「X線動態解析」とイメージングAIを活用した呼吸器疾患のデジタル診療基盤の構築を検証する。同社はこの実証を通じ、「X線動態」の社会実装に向けた有効性・導入価値を検証し、呼吸器疾患対策への貢献と医療従事者の負担軽減を目指していく。

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ベトナムでは、肺がんや慢性閉塞性肺疾患(COPD)をはじめとする呼吸器疾患への対応が重要な社会課題となっている。ベトナムをはじめとする東南アジア地域では医療需要の拡大が続く一方で、地域によっては高度な医療機器へのアクセスが限られていることから、早期発見や診断精度の向上に資する簡便な医療技術への期待が高まっている。
一方、「X線動態」は、X線で撮影した連続画像を高速に取得し、臓器などの動きを動画として可視化できる同社独自のX線撮影技術。呼吸や心拍、関節の動きなどを詳細に観察できるため、診断に有用な情報を静止画よりも多く提供します。胸部単純X線画像の正面・側面2枚分程度の線量で動的情報を取得できる点も大きな特長となっている。

X線写真
また、高度な画像処理・解析モードを備えており、単なる動画表示にとどまらない機能的評価により、従来の単純X線撮影では得られない機能情報を視覚化・解析することができる。
今回の実証事業では、ベトナムの医療機関において「X線動態」の価値を検証すると共に、実証を通じて得られるデータや知見を活用し、AIを用いた解析技術のさらなる向上を目指していく。これらの取り組みによって、同社はベトナムにおける呼吸器疾患対策に貢献していく。
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