近畿大学発ベンチャー企業の「ア・ファーマ近大」(代表取締役松田秀秋近畿大薬学部教授)は、1日から、サプリメントの「ブルーヘスペロンキンダイ」を全面リニューアルして発売した(写真)
同品は、和歌山産の早摘み「温州ミカン」を独自の製法で加工したもので、目や肌の健康を保つビタミンCとベータカロチンを配合。ミカン栽培から加工、製品化まで、近畿大学の研究・開発力を総結集した“天然素材”サプリメントだ。
今回リニューアルした「ブルーヘスペロンキンダイ」は、従来製品に配合していた目や肌の健康保持に効果があるビタミンA、C、Eを、ビタミンCとべータカロチンに変更。さらに、約1カ月分に相当する270粒入りが3600円(消費税込み)と、従来品(200粒入り4000円)に比べて求めやすい価格になったことが大きな特徴である。
「ブルーヘスペロンキンダイ」の開発は、20年前に遡る。近畿大学薬学部薬用資源学研究室の故・久保道徳教授の発案で、青ミカンの機能性を探る研究が発端となった。その後、早摘みした青い温州ミカンに、ビタミンPの一種「ヘスペリンジン」が多く含まれていることが判明し、2004年に設立されたア・ファーマ近大によって製品化された。同品には、近畿大学薬学部と農学部、生物理工学部、附属農場、東洋医学研究所が連携し、各分野の知的財産が結集されている。
「ブルーヘスペロンキンダイ」の問い合わせは、ア・ファーマ近大(和歌山県有田郡湯浅町湯浅2355の2、TEL/FAX0737・65・3140まで。