
佐藤製薬は20日に、栄養機能食品「BION3」をリニューアル発売した。ドイツのMerck KGaAと提携して従来品の処方を強化し、乳酸菌サプリメントにマルチビタミン・ミネラルを配合した。
プロバイオティクス乳酸菌は、免疫力の活性化や体内の善玉菌(ビフィズス菌)の増加を助けて、腸内バランスを整えるが、ミネラル成分と一緒に配合すると、その成分の殺菌効果で死滅してしまう。「BION3」はその問題点を、製法特許を取得した独自の三層構造にすることで、乳酸菌をビタミン、ミネラルと一緒に配合しても、生きたまま腸に届けられるようにした。
乳酸菌としては、従来品のフェカリス菌に、新たにアシドフィルス菌、ラクリス菌(有胞子性乳酸)の2種類を加え、約150億個配合した。また、日常生活に不可欠なビタミンは、従来品の8種類に加え、ビタミンA・D・E、パントテン酸の4種類を新配合。ミネラルも従来品の6種類に、必須の微量元素であるセレン、クロム、モリブデンの3種類を加えた。
別々に複数のサプリメントを服用する必要がなく、乳酸菌3種類、ビタミン12種類、ミネラル9種類を1粒に配合した「3in1」の「BION3」。1日1粒の服用で病気にかかりにくい体を維持に導く。同社は、「多忙でストレスの多い生活の中でも常に健康維持を考えている方、病気にかかりにくい体を作りたい方、子育てや育児で疲れが抜けない方など、性別を問わず幅広い年代の働き盛りの方にお勧め」としている。
リニューアルした「BION3」の認知度アップを図るため、店頭展開と連動したWebプロモーションや各種メディアによる広告展開を実施していく予定だ。
税込み希望小売価格は、30粒(30日分)2500円、60粒(60日分)4500円。