日本医薬品卸業連合会は、２００９医薬品卸業界の十大ニュースと川柳ベストテンを発表した。ニュースのトップは、「新型インフルエンザの大流行。医薬品卸の機能がクローズアップ」で、普段は黒子に徹している卸が、災害発生時と同様に、国民に対する危機管理対策で注目されたことを取り上げた。
また、川柳では流行語となったオバマ米国大統領の発言と価格妥結問題を絡めた、「再見積り もう言わないぞ Yes We Can」が１位になった。
十大ニュース
１）新型インフルエンザの大流行。医薬品卸の機能がクローズアップ
２）卸連会長が松谷氏から別所氏へ。流通改革第２ラウンドへ
３）民主党に政権交代、医療政策の方向性に注目
４）製薬業界提案の「薬価維持特例制度案」の議論山場へ
５）改正薬事法が施行され、医薬品のリスク分類スタート
６）卸各社、価格競争激化で大幅減益決算
７）中医協委員が大幅入れ替え、議論沸騰
８）第２回日韓医薬品流通フォーラムが東京で開催
９）バイタルケーエスケーＨＤが誕生、卸業界第５位に
10）メディセオ・パルタックＨＤとアルフレッサＨＤが、合併合意を撤回
川柳ベストテン
１）再見積り もう言わないぞ Yes We Can
２）ワクチンの 配布リストに 朝日さす
３）低利益 他社のせいだと 各社言い
４）ワクチンを 運ぶＭＳ 怒られる
５）目立つ棚 誇りは高く 第１類
６）定年で 政権交代 妻与党
７）流改懇 評価の陰で 卸泣く
８）薬価維持 給料維持も 特例で
９）メガ卸 誕生しないで ひと安心
10）販促費 抑えるために エコ会議
