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【マツモトキヨシ】横浜に新業態店‐OTC医薬品を扱わず「美と健康」を提案

2010年03月24日 (水)
マツモトキヨシの新業態店「H&B Place」

マツモトキヨシの新業態店「H&B Place」

 マツモトキヨシ(隼田登志夫社長)は、19日に横浜の桜木町駅前にオープンした、大型ショッピングタウン「コレットマーレ」内に、化粧品やスキンケア製品、サプリメントなどの健康食品、輸入バラエティ雑貨などを専門に扱う、ビューティ&コスメショップ「H&B Place」(エイチアンドビープレイス)を出店した。OTC医薬品を一切扱わない店舗は、今回が初めてのケースで、専任のビューティスペシャリストと管理栄養士が、女性の“なりたい姿”を体の内と外から提案する場所と位置づけた。同社では、これまでにない新しいタイプのショップ展開を通じ、「マツキヨの既存店として、これまで吸収しきれていなかった客層、新規ユーザーを取り込みたい」(隼田社長)としている。

 JR桜木町駅前に完成した大型複合施設「TOCみなとみらい」の地下1階から7階に位置し、総施設面積の約4割を占めるのが、大型ショッピングタウン「コレットマーレ」。その地下1階にオープンしたのが、マツモトキヨシの「H&B Place Colette・Mareみなとみらい店」で、売り場面積は287m2、営業時間は午前11時~午後8時。外観を含め、白を基調とした店内には『マツモトキヨシ』の文字は配しておらず、従業員全員が女性というのも特徴的。医薬品を取り扱わない理由は、今回の商業施設にはドラッグストアは入れないという開設者サイドの要望があったためだ。

管理栄養士とビューティスタッフによるカウンセリングも特徴

管理栄養士とビューティスタッフによるカウンセリングも特徴

 “健康と美”に着目した店内には、「外からキレイに」「内からもキレイに」をテーマに、既存のマツモトキヨシで取り扱いのなかったオーガニック系コスメや、医師や医療機関などが開発に携わったドクターズコスメに加え、従来のドラッグストアでは導入していなかったメイクブランドなど、さらなる美を目指す女性の満足度を高める商品を厳選して提供する。店内商品の約7割は、マツキヨ店舗にないアイテムという。

 店長で薬剤師の高島邦美さんを筆頭に、管理栄養士、ビューティアドバイザー、美容スタッフなどが常駐しており、肌診断機を使用した肌チェック、メイクからスキンケア、食事やダイエット、エクササイズなどの相談に対応する。店内にあるほとんどの商品は試用でき、一般のドラッグ店にない輸入雑貨や日用雑貨の数々も楽しさを演出する。

期待を述べる隼田社長

期待を述べる隼田社長

 隼田社長は「これまでドラッグで積み上げたノウハウも活用し、サプリメントと化粧品をジョイントさせて、マツモトキヨシにしかできない提案をしていきたい」とし、セルフメディケーション意識、美と健康を求める意識の高いOLなど、20代前半から40代を中心的な顧客と想定する。新業態店の今後については、路面店、商業施設内での展開も視野にはあるが、「(初の試みだけに)まずは成功を目指す。検証を今後に生かしたい」と話している。



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