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【医薬品・医療機器等安全性情報No.267】穿刺針が耳朶貫通し指に刺さる‐関係者に注意喚起

2010年4月13日 (火)

 厚生労働省医薬食品局は、「医薬品・医療機器等安全性情報(No267)で、微量採血時に患者の耳朶を貫通した針が、医療従事者の指に刺さった事例が発生したとして、穿刺器具の取り扱い時の注意を喚起した。また、ボルテゾミブ、メトトレキサートなど12件の副作用情報や添付文書改訂内容を周知した。

 血糖値測定などで、穿刺器具を使って微量採血する場合、一般的には指先に針を刺すことが多いが、痛みの軽減や指先を傷つけたくないといった患者の希望で、指先以外の部分に穿刺することがある。今回報告された2件の事例では、耳朶から採血を行おうとしたところ、耳朶の裏側にあった医療従事者の指に刺さったという。

 厚労省は、既に医療関係者に注意を促しているが、今回の安全性情報でも、改めて[1]耳朶等の組織が薄い部位への穿刺を行うと、貫通した針の穿刺による血液を介した感染のおそれがある[2]貫通のおそれがある場合には、他の組織の厚い部分での穿刺を検討する[3]組織の薄い部位へ穿刺する場合には、裏側を直接指で支えない[4]穿刺部位にかかわらず、施術者は手袋着用等の血液暴露予防の対策をとること――の4点を指示している。

ボルテゾミブ・メトトレキサート、添付文書改訂も紹介

 また安全性情報では、難治性多発性骨髄腫治療薬「ボルテゾミブ」について、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死症、可逆性後白質脳症症候群を「重大な副作用」とするよう、添付文書の改訂を行ったことを紹介している。直近3年間で、同薬剤投与と因果関係が否定できない副作用として、可逆性後白質脳症症候群1例が報告されている。

 関節リウマチや急性白血病・慢性リンパ性白血病などの治療薬「メトトレキサート」に関しては、添付文書の「重要な基本的注意」に、B型・C型肝炎ウイルスキャリアへ投与した場合、重篤な肝炎・肝障害の発現が報告されているとし、投与期間中および投与終了後も継続し、肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、注意が必要なことを追記した。

 さらに、「重大な副作用」にキャリアを追記すると共に、脳症(白質脳症を含む)などの副作用も追加した。直近3年間で、同薬剤投与と因果関係が否定できない副作用として、重篤な肝障害が5例(死亡は2例)、脳症2例(死亡はなし)が報告されている。

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