医薬品包装システムメーカーのCKDは、改正薬事法による受託製造増加と環境負荷低減に対応する新型医薬品包装機「FBP‐300E」(エコブリスター)を発売した。生産能力(毎分最大)は、フィルムスピード12m、打ち抜きシート数300シート、成形回数75回となっている。適用包材はCPP、PVC、両面AL、その他複合フィルムで、錠剤・カプセルなどの医薬品を包装できる。機械標準本体と主要オプションの通常販売価格は4700万円。同社では、年間10台の販売を目指す。
受託製造の増加により、受託メーカーから他品種少量生産に対応可能で、生産効率を向上できる包装機械が求められていたことに対応したもので、品種切り替え時間を同社従来機の3分の1(約90分)に短縮したことが特徴である。これによって、清掃時間が大幅に短縮し、交換する金型の重量と大きさも半減したほか、微調整が不要で再現性が確保できる。
また、環境負荷低減に対しては、独自容器成形技術による消費エアーの半減と、駆動系の効率化で消費電力20%削減を達成している。