武田薬品は、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」を新発売した。ワクチンは、既に販売している乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」と乾燥弱毒生風しんワクチン「タケダ」を混合したもの。
麻疹および風疹はともに、主として小児が罹患する急性熱性発疹性のウイルス感染症で、これまで定期予防接種は、それぞれ単抗原のワクチンが用いられてきた。だが、本年4月1日以降は、予防接種法施行令の改正により、麻疹風疹混合ワクチンを用いることになる。
山岡眞武田薬品常務取締役医薬営業本部長は、「4月からの麻疹風疹の定期接種に使用できる本ワクチンにより、引き続き感染症予防分野でも医療に貢献したい」と述べている。