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バイオ薬等の出荷額‐04年度は1.38兆円、8%超える大幅な減少

2007年1月29日 (月)

 「医薬品・診断薬・医療用具」分野におけるバイオテクノロジー関連製品の2004年度国内生産出荷額は1.38兆円にとどまり、前年度より8.6%もの大幅な減少となった。これは、経済産業省が公表した「05年度バイオ産業創造基礎調査報告書」で分かったもの。バイオ関連製品全体の18%に相当し、額としては「食品」分野に次いで多い。ここ数年、バイオ医薬品等の生産額は急速に伸び率が鈍化し、安定的な成長期に入っていると考えられていたが、04年度の大幅減は生産拠点を海外へ移すなどの影響が出たものと見られている。

 調査は、わが国バイオ産業の実態を明らかにし、バイオ産業振興のための基礎資料を得ることを目的に行われているもの。今回は、1835社が調査対象に選定され、そのうち1057社からの回答が集計された。回答企業が多かった産業分野は「食料品製造業ほか」が224社、次いで「医薬品製造業」125社、「化学工業(医薬品製造業を除く)」119社など。

 バイオ関連製品等の04年度国内生産出荷額(輸出額は含むが、輸入額は含まない)は、総計で前年度より0.3%減の7兆6915億円であった。出荷額が最も大きかったのは「食品」分野の4兆6900億円(61.0%)、次いで「医薬品等」分野の1兆3844億円(18.0%)、「化成品」分野の4396億円(5.7%)と続いている。「研究用試料・試薬」分野は245億円、「バイオエレクトロニクス」分野は356億円などとなっている。

 「医薬品等」分野の出荷額は、99年には8450億円だったが、00年に30%増の1.1兆円となり、01年度も30%増えて1.4兆円と急速に拡大してきた。しかし、02年度の対前年度伸び率は5.0%にとどまり、03年度も4.5%と頭打ちの傾向が出始め、04年度はついにマイナスに転じた。

 今後の推移が注目されるが、5年後の出荷額予測をみると、「医薬品等」分野で増加すると予想した企業が、約半数の47%に達した。減少すると予測した企業の25%に比べ遙かに多く、前年度予測よりも増えている。

◇ニューバイオ医薬品が過半

 一方、技術の種類に基づいた出荷額の内訳は、[1]発酵技術等を利用した“従来型バイオ”によるものが6兆1785億円[2]組換えDNA技術等を利用した“ニューバイオ”によるものが1兆4290億円――であった。

 従来型バイオでは、「食品」が4兆6807億円(75.8%)と最も多く、次いで「医薬品等」が6282億円(10.2%)、「環境関連機器設備」が2293億円(3.7%)、「化成品」1519億円(2.5%)、「研究用試料・試薬」は24億円となっている。

 それに対しニューバイオでは、「医薬品等」が最も多く、7502億円(52.5%)と半数以上を占め、「化成品」が2873億円(20.1%)で続く。「バイオエレクトロニクス」は356億円、「研究用試料・試薬」は146億円であった。




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