肌の悩みにトータル対応
ロート製薬は、機能性化粧品の先駆けとして市場をリードしてきた“オバジ”ブランドから、デイリースキンケアの「オバジアクティブベース」を、来年3月10日に新発売する。「オバジアクティブベース」は、クレンジング、ウォッシュ、ローション、エマルジョンの4アイテムで構成されており、メイク落としから洗顔、化粧水、乳液を毎日使うことで、誰もが持っている“自肌力”を高め、より透明感のある肌へとケアする。会長兼CEOの山田邦雄氏は、「これまでもオバジは、機能性化粧品のトップブランドと評価していただいてきた。さらに新製品を加えることで、“機能性トータルスキンケア”ブランドであることを打ち出し、店頭でのマーチャンダイジング、メディアを通じたマーケティングも強化して、文字通りのNo.1ブランドにしていきたい」と決意を示した。
「オバジ」ブランドは、2001年に発売された「オバジC」が第1弾製品。肌内部にある皮膚再生機能を回復させることで、誰もが美しく健康な肌を手に入れることができるという皮膚科学理論に基づいて開発された製品。高濃度のピュアビタミンC(整肌成分)を配合した美容液で、高浸透処方によって角層の隅々まできちんと届く。古い角質によるくすみなど、様々な肌の悩みに応える機能性と、茶褐色のガラス瓶とスポイトという独自の商品仕様で、高評価を得てきた。
オバジの登場・成功はその後、異業種が化粧品に参入するきっかけとなった。また、それまでのイメージ重視の化粧品から、機能性が問われる時代の幕開けを演じたのもオバジブランドだった。
ただ、発売後の10年間で、着実な効果で機能性化粧品をというジャンルを定着させた一方、「普通の化粧品のようなつけ心地がない」「毎日の洗顔やクレンジングに対応した商品がない」など、不満の声もあった。
そこで、オバジ発売10周年を機に、新たにデイリーケアのベースライン「オバジアクティブベース」を発売することになった。新製品は、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液という4アイテムをラインナップ。毎日、ラインで使うことによって、本来持っている「自肌力」を活性化する。
規則正しい肌のターンオーバー(新陳代謝)のために、4アイテム全てに、アクティブベース成分(褐藻エキス:保湿成分)と、ツボクサエキス(保湿成分)を配合。肌の内側へ働きかけることで、規則正しいターンオーバーを図る。
税込み希望小売価格は、「クレンジング」と「ウォッシュ」が2625円、「ローション」と「エマルジョン」が3675円。
また、既存のオバジCシリーズも、新処方にリニューアルする。10年目の新たな挑戦として、オバジ独自のコンプレックス成分「シグナルロックコンプレックス」を新配合し、さらなる透明感のある肌を目指す。
それによって「オバジ」ブランドは、新製品でのデイリーケアでベースを整えると共に、肌悩みに特化した「オバジ」シリーズでスペシャルケアを行うという、機能性トータルスキンケアブランドとして展開していく。