パッケージもリニューアル
ユースキン製薬(川崎市・野渡和義代表)が販売している、唇のひび割れ、皮むけ、口唇炎、口角炎を治療する「ユースキンメディリップ」(第3類医薬品)が発売以来、頑固な唇の荒れに悩む人から好評を得ている。今年9月には、パッケージを効能・効果がより伝わりやすいデザインにし、リニューアル新発売した。
唇は角層が薄く、皮脂腺がないため、自力ではバリア機能を作れない部位。しかし、日常の中では、話す、食べる、表情、表現など様々に働いており、食品や化粧品、紫外線、風といった物理的刺激や、体調変化の影響も受けやすく、荒れやすい部位でもある。
皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)は約28日周期で、新しい細胞に生まれ変わっているが、唇は3~4日と再生スピードが速い。それだけに、まめに適切なケアをすれば、潤いのある健康な状態に保つことができる。その一方、放っておけば角層が乱れ、症状が進行してしまう。
唇のケアでは、清潔に保つことに加え、リップクリームの使用が勧められる。その際には、強くこすったり、少量を薄く伸ばしたりせず、たっぷりのせるように塗布することがポイント。かさつきが気になったときに、手でいじったり、舐めたりするのは逆効果で、拭きすぎたり、皮を無理に剥かないなどの注意も必要だ。
そうした唇のケアで、「ユースキンメディリップ」は、高い治療効果を実感できることから、発売直後から唇の荒れに悩む人の支持を獲得してきた。ビタミンB2色の黄色いリップクリームで、指でしっかりと塗れるジャータイプの製品。ワセリン軟膏ベースで落ちにくく、持続性にも優れている。無香料、メントール無配合も特徴だ。
主な有効成分として、▽アラントイン(荒れた唇の修復を促す)▽グリチルレチン酸(唇の炎症を抑える)▽ビタミンE酢酸エステル(皮膚の新陳代謝を促す)▽ビタミンB6(塩酸ピリドキシン:皮膚、粘膜の健康を維持する)▽パンテノール(皮膚、粘膜の健康を維持する)――などを配合している。
今年9月には、効能・効果がより伝わるように、パッケージをリニューアルした。新パッケージは、従来の温かみのあるオレンジカラーを踏襲しながら、よりしっかりと商品特徴を訴求するデザインを採用。唇の荒れに悩む多くの人の手元に届くよう、配合成分と効能効果を大きく表示した。