ヤンセンファーマは、アルツハイマー型認知症(AD)治療剤「レミニール」(一般名:ガランタミン臭化水素酸塩)を新発売した。今後、ヤンセンと武田薬品が同一製品名で共同販売を行う。
レミニールは、ヤンセンが国内開発し、軽度・中等度のAD適応で承認を取得したアセチルコリンエステラーゼ阻害薬。従来のAD治療薬とは異なり、ニコチン性アセチルコリン受容体のアロステリック部位に結合して、受容体の感受性を亢進し、受容体のシグナル伝達を増強させると共に、神経伝達物質の放出を促進するのが特徴。
1日2回の経口投与で、アルツハイマー型認知症で低下しているコリン機能を賦活化し、認知症症状の進行抑制に効果を発揮する。今回、錠剤とOD錠、内用液の3種類の剤形を用意した。
薬価は、レミニール錠・同OD錠4mg119・60円、同錠・同OD錠8mg213・80円、同錠・OD錠12mg271・00円、同内用液4mg/mL107・30円。