日本ベーリンガーインゲルハイム(BI)は、抗凝固薬「プラザキサカプセル75mg、同110mg」(一般名:ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩)を新発売した。
プラザキサは、独BIが創製した直接トロンビン阻害剤。1月に心房細動患者の脳卒中発症抑制で国内承認を取得し、新発売された。従来の抗凝固薬「ワルファリン」では、血液凝固モニタリングや用量調節、ビタミンKとの食物相互作用などを考慮して、投与する必要があったが、プラザキサではそれらの制限がなく、投与時の利便性が改善する可能性がある。
用法・用量は、1回150mgを1日2回経口投与する。必要に応じて、1回110mgを1日2回投与に減量する。
薬価は、75mg1カプセル132・60円、110mg1カプセル232・70円。