医療関係に特化した人材サービスなど展開するグッピーズ(東京新宿)がこのほど行ったアンケート調査によると、2008年春に就職予定の薬学生が、病院以外で就職したい企業の総合ランキングトップに日本調剤が輝いた。2位はクオール、3位には総合メディカルが続き、いずれも上場薬局チェーンが上位を独占した。4位以下はアインメディカルシステムズ、薬樹、クラフトと続く。
アンケートは今年1月23日から2月13日までに、同社がインターネット上で展開する医療学生就職情報サイト「キャンパス*ネット」で実施したもの。志望順に就職希望企業先を3社まで記入し、103位までポイントをつけ、ポイントの多い順に総合ランキングを弾き出した。日調は76、クオール74、総合メディカル68、アインメディカルシステムズ61、薬樹53だった。
調査対象は、就職活動中の薬系大学3年生と大学院生で、回答者は私立大を中心とした全国36校の207人(男32、女175)。第一希望の企業としては、1位がアインメディカル、次いで総合メディカル、クオールの順だった。
就職先として志望する理由は、「合同説明会での人事担当者の印象が良い」との意見が最も多く、フリー記載にかかわらず全体の26・9%を占めた。次いで「教育制度が良い」(16%)、「職域を広げることが可能」(12%)、「上場などの企業規模」(11%)などとなっていた。
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2007年01月31日