日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、今後の有事に対する業界対応などを検討・作成するための「有事対応委員会」を今年9月に設置する。有事対応委員会では、▽有事における業界対応内容と基準▽「有事対応マニュアル」の作成▽業界各社への周知――などに取り組んでいく予定で、委員長には池野隆光氏(ウエルシア関東代表取締役)が就任する。
有事対応委員会では、業界対応の基準をはじめ、どのような状態になった場合に対策本部を設置し、対策本部の人選を進めるかなど、ルール化について検討する予定。JACDSの宗像守事務総長は、「有事の際に適切かつ確実に、必要なものを必要な人に、必要な量届けるという基盤を、どのように作ったらいいのかなどについてマニュアル化し、業界に周知させたい」と話した。
また、JACDSでは、日本チェーンストア協会の清水信次氏が発起人となって設立準備が進んでいる「国民生活産業流通サービス消費者団体連合会」に加盟することにしている。宗像氏は「新団体に加盟して、セルフメディケーションの推進・導入などに向けて、活動を展開していきたい」と話した。