パンシロンキュアS錠
ロート製薬は、胃腸薬の総合ブランド「パンシロン」から、持ち運びに便利なパウチ包装入りの胃腸薬「パンシロンキュアS錠」(第2類医薬品)を新発売した。2008年10月から、苦みのない飲みやすさを特徴とした顆粒タイプの「パンシロンキュア」を発売しているが、錠剤タイプを好むユーザーも多いことから、新たな剤形を加え、ラインナップを充実させた。
同剤は、出過ぎた胃酸を中和し、胃酸分泌を抑制するほか、胃粘膜を保護する――といった三つの角度から処方する“トリプルアクション処方”を採用し、ストレスや食べ過ぎによる胃の痛み、不快感を改善する。飲みやすい錠剤タイプで、空腹時の胃の痛みにも効果がある。胃腸薬では珍しいパウチ包装を採用し、持ち運びに便利なのも特徴。
現在、約600億円弱とされる胃腸薬市場だが、年々縮小傾向も見られるという。その一方で、ストレスが原因となって胃痛などの胃の不具合を感じる人が増えており、市場縮小の背景には暴飲暴食の減少や胃腸薬ユーザーの高齢化だけでなく、胃の不具合を感じていても胃腸薬を利用しない“胃腸薬離れ”が進んでいることも考えられる。
新発売の「パンシロンキュアS錠」は、粉薬が苦手というユーザーや、錠剤タイプを求める声に応えて開発。パウチ包装による多面展開が可能で、胃腸薬に馴染みのなかったユーザーにも手に取りやすい形状となっている。30錠入りで、税込み希望小売価格998円。