グラクソ・スミスクライン(GSK)は、「コンタック」ブランドの新製品として、アレルギー専用鼻炎内服薬「コンタック600ファースト」(第2類医薬品)を新発売した。朝・就寝前1日2回服用で、花粉やハウスダストなどによるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりを発症初期の段階からコントロールする。
「コンタック6 0 0ファースト」は、アレルギーの症状緩和・改善だけでなく、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を元から抑え込む抗アレルギー作用を併せ持つ「ケトチフェンフマル酸塩」を、コンタックシリーズとして初めて配合した(1日量2カプセル中に2・76mg)
花粉によるアレルギー症状が出始めた初期段階から服用することで、同成分が持つ抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症の三つの働きがしっかり作用し、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの諸症状を緩和して症状の悪化を防ぐ。成人(15歳以上)1回1カプセルを1日2回、朝食後・就寝前に服用する。税込み希望小売価格は、10カプセル1155円、20カプセル1942円。
同社では、「アレルギー性鼻炎は、2010年度の1年間で急上昇した病気ランキングで男女とも1位になるなど、社会問題として今まで以上に顕在化してきている」とし、症状の出始めから服用することで、花粉アレルギーの“抑制・緩和・改善”に効果が期待できる成分を含む今回の新製品は、「消費者ニーズに応えることができる製品」として、積極的に訴求していく計画。
GSKの鼻炎・花粉ブランドシリーズは、従来の「コンタック鼻炎スプレー<季節性アレルギー専用>」「コンタック600プラス」「コンタック600プラス小児用」に、新たに「コンタック600ファースト」が加わったことで、計四つのラインナップとなり、あらゆる花粉の対処時期別に応じた対応が可能となっている。