日本保険薬局協会(NPhA)は、流通改善に向け具体的な作業に移りつつある。流通効率化委員会で、[1]単品単価の交渉で購入推進[2]契約書の作成--の二つに焦点を絞り、検討を重ねているという。
単品単価交渉に際しては、カテゴリーの設定、契約書作成に関しては、基本的な取引契約書にプラスして、例えば配達回数や配達条件、支払サイトなど、いくつかの項目の検討が進めれている。
同委員会担当の三成亮氏(日本調剤)は、「一歩でも二歩でも改善の方向に進めていこうというのがNPhAの方針」と、意欲的な取り組み姿勢を強調した。同委員会では昨年の11月以降、重点的に会合を重ね、今年も既に厚生労働省担当者のオブザーバー出席の得て、日本医薬品卸業連合会幹部も交えた会合を開いていている。