西岡五夫氏(にしおかいつお、九州大学名誉教授)12日午後9時46分、間質性肺炎のため岡山県倉敷市の病院で死去。79歳。葬儀・告別式は16日午前11時から、福岡市南区の青山会館本社斎場で行われた。喪主は夫人の祥子(さちこ)さん。
西岡氏は福岡市出身。1950年に京都大学医学部薬学科を卒業後、九州大学医学部薬学科の研究生となり、助手、助教授を経て68年に薬学部教授に就任、91年に定年退官している。生薬学の専門家として、特に大麻の研究などで知られる。日本東洋医学会元副会長・名誉会員、日本生薬学会元会長・名誉会員、九州漢方研究会元会長、東亜医学協会顧問などの要職にあった。