京都薬科大学は昨年11月1日付で「生涯教育センター」を設置した。これまでは同窓会組織の京薬会と大学が共同で生涯教育を展開してきたが、2012年度からは大学主導で実施する。従来の講演に加えて、研究の進め方や論文の書き方を教える講義や、実務的な手技を習得するセミナーなども企画する予定だ。
そのスタートとして4月15日午後1時から、京都市山科区の京都薬大躬行館3階でキックオフ・シンポジウムを開く。
当日は「次世代の薬剤師に求められる職能とは?」をメインテーマに、▽薬局3・0から薬剤師3・0へ(薬学教育6年制時代に求められるパラダイムシフト)=狭間研至(ファルメディコ社長)▽次世代の病院薬剤師像(医療都市に描く夢)=橋田亨(神戸市立医療センター中央市民病院院長補佐・薬剤部長)▽次世代の薬剤師に望むこと(医師の立場から)=松村理司(洛和会音羽病院院長)▽一般市民の薬剤師に対するイメージと次世代に期待される職能=北澤京子(日経BP社日経メディカル/日経ドラッグインフォメーション編集委員)――の4氏の講演が行われる。
定員は360人。受講料は1000円。京都薬大Webサイトから事前に申し込むこと。日本薬剤師研修センター認定単位「2単位」を取得できる。
問い合わせは、同センター(TEL075・595・4677)または企画・広報課(TEL同4691)まで。