厚生労働省医薬食品局が、レギュラトリーサイエンス(RS)関連の新たな取り組み「革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業」の公募要項を公表した。
同事業は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、国立医薬品食品衛生研究所(NHS)の審査側とアカデミアが連携や人材交流を行って、新薬や再生医療などの安全性と有効性の評価手法を研究し、審査・安全対策のガイドライン作成に役立てることが目的。アカデミア、審査側双方でレギュラトリーサイエンスに精通した人材育成にもつなげる。
大学・大学院、ナショナルセンター、理化学研究所や産業技術総合研究所などの研究機関を対象に、15~20カ所を選定。今年度から3~5年間を想定しており、初年度は4000万円~1億円(平均7000万円)を補助する。
採択された場合、半年ごとに厚労省が指定するプログラムディレクター、プログラムオフィサーに成果を報告しなければならない。計画期間中に専門誌への投稿や学会発表で研究結果を公表し、ピアレビューを受けることも求める。