MSDは、5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン「ロタテック内用液」を新発売した。
ロタウイルスワクチンが国内に登場するのは、グラクソ・スミスクラインの「ロタリックス」に次いで2製品目となる。
ロタテックは、乳幼児のロタウイルス胃腸炎を予防する経口弱毒生ロタウイルスワクチン。ロタウイルス胃腸炎の原因として約9割を占めるG1、G2、G3、G4、P1A[8]の五つのロタウイルス株の血清型を含み、生後6週から32週の間に3回接種を行うことで予防効果を発揮する。
国内の臨床試験では、G1、G2、G3、G4、P1A[8]を含むG型に起因したロタウイルス胃腸炎に対し74・5%、重度のロタウイルス胃腸炎に対しては100%の予防効果を示した。
既に世界107カ国・地域で承認を取得済み。
用法・用量は、乳児に通常、4週間以上の間隔を置いて3回経口接種し、接種量は毎回2mLとする。