
ピップは1日から、筋肉組織の血行を改善してコリをほぐす磁気治療器「ピップエレキバン」シリーズの新製品として、絆創膏部分にメントールを配合した「ピップエレキバンM」を発売した。磁気による血行改善効果はそのままに、メントールの爽快感が加わったことで、より使用実感が得られる、シリーズ初の“体感商品”といえる。ピップでは、同品をエレキバン発売40周年記念商品と位置づけており、同じく磁気治療器「マグネループ」も売上1000万本を突破するなど好調に推移していることから、改めて磁気製品のメリットをアピールし、エレキバンのさらなる拡売につなげる。

「ピップエレキバン」は1972年10月に発売され、磁気によるコリ治療のトップブランドとして、幅広い層からの信頼を得てきた。現在のラインナップは、エレキバン(磁束密度80ミリステラ)、エレキバンA(130ミリステラ)、エレキバンEX(180ミリステラ)、エレキバンZ(190ミリステラ)など、ニーズに合わせた様々なバリエーションを揃える。
こうした中、使用しているうちに磁気による効果は感じるものの、貼った際の気持ちよさ、爽快感といった点での評価は必ずしも高くなかった。そこで、使い始めや使用中の“体感”が得られる「ピップエレキバンM」を開発した。
絆創膏は肌色タイプで小さく、目立たない「エレキバンA」の丸型チップを採用し、新たに絆創膏部分にメントールをプラスした。磁束密度130ミリステラで、装着した部分のコリや血行を改善する上に、メントールによる“気持ちよさ”や“爽快感”が加わることで、よりエレキバンの使用実感が、じんわりと体感できる。貼ったまま入浴もでき、貼っている間は効果がずっと持続する。
同社では今年4月に「肩コリ」に関する調査を行ったところ(Web調査、対象416人)、84・8%が「肩コリを感じている」と回答。そして肩コリ対策について聞くと、「対策をしたいが有効な方法を知らない」とする人が40・5%あったという。肩コリの解消法は“コリのポイント”の血行を改善することが有効で、こうした潜在需要層に向け、手軽で安全・安心な対処法としてエレキバンシリーズを訴求していく。
「ピップエレキバンM」は、定番品の18粒入りのほか、新感覚の使い心地を気軽に体験してもらうための6粒入りも用意した。いずれもオープン価格。