千葉県薬剤師会は、今年度と来年度の地域医療再生基金による補助をもとに、在宅医療に寄与する薬剤師育成、在宅医療・介護の支援体制整備を進めている。既に4本柱の在宅医療薬剤師養成プログラムをスタートさせると共に、県内4支部をモデル地区に選定し、24時間体制で必要な特定保険医療材料等の供給体制を地域の特性に合わせて構築することを目指していく。麻生忠男会長は「将来的に在宅患者への対応が、薬局運営の大きな柱の一つになっていく。これからその準備をしていこうということ。補助は来年度で終わるが、その後も続けていきたい」とし、当面は指導的立場の人材養成を進め、その後の“自前での研修体制”確立を目指す。なお、研修プログラムの作成や実習を伴う研修もあることから、県内の薬系大学の協力・支援もあり、「大学が応援してくれるので、非常にありがたい」とも語る。
急速な高齢化が背景に‐200人の指導者養成目指す
千葉県薬による在宅医療に寄与する薬剤師養成等の取り組みについては、千葉県地域医療再生計画の中に、[1]在宅医療薬剤師養成事業[2]薬局在宅医療体制整備事業の推進――として盛り込まれている。
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