【新製品】嚥下困難者向け懸濁容器を改良 シンリョウ

2012年08月20日 (月)
「けんだくボトル」

 医療総合サービス商社のシンリョウ(東京豊島区)は、錠剤やカプセル剤を飲み込むことができない嚥下困難な患者に“薬を懸濁させて飲ませる”ための容器「けんだくボトル」を全面改良し、販売を開始した。今回のリニューアルでは、最後の1滴まで残液が確認できるようになっている。

 「けんだくボトル」は、2010年10月に販売を開始し、簡易懸濁法の普及と共に1144軒の医療機関で使われて、販売累計数は27万7230本に達している。今回、同品を使用する医療機関からの声をもとに、さらに使いやすく改良したもの。

 従来品のキャップはポリエチレン製で、白色で丈夫さを求めていたが、懸濁した薬液を注入する際に薬液がキャップに隠れてしまい、「最後まで注入できたか見えにくい」といった声があった。そこで、キャップを本体と同じく透明化が可能なポリプロピレン製に変更。薬液を使い切ったことが、一目で分かるようになった。同時に本体もさらに柔らかくして、握りやすく、抽出しやすくした。

 同社では、リニューアル販売に当たり、今まで試供品を試すだけで購入に至らなかった医療機関など、新たな顧客発掘に乗り出し、ユーザー数2000軒を目指したいとしている。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術