日本OTC医薬品協会、東京都家庭薬工業協同組合、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会は、9月4、5の両日、東京新宿駅西口地下のイベント広場で、恒例のOTC医薬品に関する普及啓発イベントを開催する(厚生労働省、東京都の後援)。今年は主催の薬業6団体に、日本一般用医薬品連合会、くすりの適正使用協議会、東京商工会議所が新たに協賛団体として加わり、広く一般生活者へ医薬品の適正使用と共に、セルフメディケーションの重要性を啓発していく計画。
同イベントは、医薬品および薬剤師等の役割に関する正しい知識を広く浸透させ、国民の保健衛生の維持向上に寄与することを目的とする。「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」と題して、薬業6団体が毎年秋に開催している(入場は無料)
セルフメディケーションに果たすOTC医薬品の役割、正しい知識や使い方、医薬品等に起因する健康被害の防止などのほか、ここ数年は一般用医薬品の販売制度改正についての周知・啓発にも、注力してきた。
今年も会場内には、店舗販売業の模擬店舗を設置して、出展メーカー各社が提供する医薬品(試供品)の授与などを通じて、新販売制度における医薬品の購入方法や副作用等の説明を体験してもらう(店舗設営等はドラッグチェーンの一本堂が協力)。模擬店舗では、主催団体の東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会が派遣する専門家が情報提供や説明に当たるほか、「お薬相談コーナー」で、来場者の幅広い相談に応じる。
このほか、クイズラリー・アンケート、各種測定器具を設置しての「健康チェックコーナー」(エルクコーポレーションの協力)、「調剤体験コーナー」(高園産業の協力)、セルフメディケーション・データベースセンターによる「おくすり検索体験コーナー」、東京都薬剤師会の「薬局を探してみましょう!コーナー」、東邦薬品の「e健康ショップコーナー」などが予定されている。
OTC医薬品の出展メーカーは、現時点で29社が決定している。トクホン、武田薬品、翠松堂製薬、三宝製薬、恵命堂、太田胃散、佐藤製薬、わかもと製薬、ジェーピーエス製薬、大正製薬、救心製薬、養命酒製造、イワキ、キンカン、ユースキン製薬、山崎帝國堂、イチジク製薬、森下仁丹、玉川衛材、浅田飴、龍角散、大和生物研究所、ゼリア新薬、興和、大幸薬品、湧永製薬、長野県製薬、杏林製薬、東京甲子社(ブース番号順)の各社が、それぞれ企業紹介と製品アピールに努める。