メディセオの「南東京ALC」(エリア・ロジスティクス・センター)が23日に竣工した。6番目となる同センターは、従来の機能を継承しているほか、東北ALCから開始したFLC(フロント・ロジスティクス・センター)機能を支店改装によって備える予定だ。これにより、ALCがカバーするエリアの売上占有率は38%になる。長福恭弘社長は、「営業基盤の根幹であるALCを3年で六つ整備したが、メディセオの全てのお得意様にALC機能を提供するには至っていない。震災など有事の対応も考慮して、スピードアップを図っていきたい」と、整備を加速させたい意向を示した。同センターは10月に稼働する予定だ。
南東京ALC全景
山岸十郎特別顧問は、卸売業の本質は「生産と需要を効率的に結ぶ」ことであり、サプライチェーンの全体最適化を進めていることを説明。「物流は卸のコアビジネスであり、全てを自前でやるために社員教育へも注力してきた。今後も人材育成を図って全国展開していきたい」と強調した。
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