薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が6日、悪性神経膠腫摘出後の脳内留置用抗癌剤「ギリアデル」など新有効成分含有医薬品4件の承認と、注射用抗菌薬「ゾシン」の効能追加の一変承認を了承した。
▽ギリアデル脳内留置用剤7・7mg(ノーベルファーマ):新有効成分のカルムスチンを含有するニトロソウレア系アルキル化剤。数ミリの円形の薄膜状で、最大8枚まで使って悪性神経膠腫の手術切除面を覆う。正常細胞に浸潤した残存腫瘍細胞に高濃度で曝露させることで抗腫瘍作用を示す。基材は加水分解で溶ける。投与経路が異なるもののの、類薬にはテモゾロミドがある。
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