調剤チェーン大手の日本調剤は26日、後発医薬品中堅メーカーの長生堂製薬(徳島市、播磨久明社長)との包括的な企業提携に関する基本合意書を締結すると発表した。日本調剤では2005年4月に、後発医薬品市場への供給に向けた100%子会社の日本ジェネリックを設立し、現在は医薬研究所、製造工場も有して、販売品目数357品目(今年3月末時点)を揃える。長生堂の過半数の株式を取得し、子会社化することで販売品目の早期拡充を図り、医薬品製造販売事業(後発医薬品)の拡大につなげる。
日本調剤は、企業理念とする“真の医薬分業”の実現に向けた中核戦略の一つとして、後発医薬品の使用促進を掲げ、グループを挙げて鋭意取り組んでいる。子会社の日本ジェネリックによる「医薬品製造販売事業」の12年3月期売上高は81億3300万円(セグメント間取引相殺後は39億2300万円)で、順調な増加を見せている。
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