米クインタイルズは、市販後医薬品の有効性・安全性などを評価するサービス「クインタイルズアウトカム」を国内で本格展開する。これまで治験支援で高い実績を上げてきたが、上市後の市販後調査や臨床研究のサポートにも乗り出す。さらに電子カルテや臨床試験データなどを統合した患者データベースを設計し、集積した情報をもとに解析を行い、製薬企業などに臨床エビデンスとして提供していく方針だ。グローバルで同事業を統括するシンシア・バースト氏は、本紙のインタビューに対し、「開発の早期段階から実臨床まで長期に患者アウトカムを評価できる」と話している。
薬剤のリスクベネフィットを正確に評価するためには、臨床試験データだけでなく、上市後に多症例の臨床データを長期間にわたって集積する必要がある。安全性情報管理が厳格化する中、製薬企業も実臨床までを見通した医薬品開発を重要視するようになってきた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。