関西国際空港に輸入される医薬品などを対象にした、薬監証明手続きの電子化実証実験が4月から始まる。国内未承認薬などを輸入する製薬会社や代行業者と近畿厚生局との間で、必要な薬監証明の申請・承認の電子的な手続きを、インターネットを介して実施可能にするもの。手続きの期間短縮や、業務の効率化につながる。各社の参加を得て来年9月末まで実験が行われる計画。以降は、その結果をもとに国の電子申請システムが整備される見通しだ。
この事業は、関西の3府県、3市が共同で推進する「関西イノベーション国際戦略総合特区」事業の一つとして実施されるもの。1月28日に大阪市内で開かれた説明会には製薬会社や代行業者関係者ら260人以上が参加。システム構築を担当するNTTデータ関西などから、実証実験の概要や具体的な電子手続きの方法について説明があった。
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