医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団=薬事エキスパート研修会「医療経済評価の導入に係る課題と対策―費用対効果評価の是非と製薬企業の対応」を28日午後1時から、東京渋谷の日本薬学会長井記念ホールで開く。
欧米では医療技術評価(HTA)、その中でも特に費用対効果評価の検討が承認申請や償還に大きな影響を及ぼしている。わが国でも費用対効果をめぐる議論が中央社会保険医療協議会やアカデミアの世界で行われている。しかし本来のHTAとしては、限られた医療資源を効率的に活用し、医療の質と患者サービスの向上を図る手法として、患者の健康改善をもたらしているか、また、医療現場における利用として、診療・治療の選択を支援する情報となっているかなど、まだ議論途上の課題も多い。
今回の研修会では、まず医療評価を理解することから、欧米の利活用の現状と今後の課題や対策へ向けての具体的な方法、評価法などの知識を深めていくことを目指した。
問い合わせ先は、同財団薬事エキスパート研修担当(TEL03・3400・5644)