印ランバクシー・ラボラトリーズの采孟取締役会長は、1日のカンファレンスコールで、高脂血症治療薬「アトルバスタチン」後発品の米国製品回収について、「独占販売期間(FTF)失効後もマーケットリーダーを保持していたことを考えると、事業機会の損失は大きく、大変残念」と語った。製品回収の原因となった印原薬工場のトワンサでは、修正・予防措置を行うなど供給再開に向けた準備を進めており、今後第一三共と連携して、品質管理面での改善に取り組む考えだ。
同社は昨年末、トワンサ工場でアトルバスタチン製剤内にガラス破片が混入していたのを受け、自主的な製品回収に踏み切った。現在では第一三共と共同して品質管理の改善に取り組み、米国の製剤工場への原薬出荷も再開している。采氏は、「カデュエットがFTF終了後も市場シェア50%以上獲得しているように、再上市後のアトルバスタチンについてもシェアを回復できる」と自信をみせた。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。