
澤井社長
沢井製薬の澤井光郎社長は2日の記者懇談会で、6月収載品として新発売する抗癌剤エスエーワン(先発品名:ティーエスワン)や、抗血小板剤シロスタゾール(同プレタール)等に注力する考えを示した。
澤井氏は、エスエーワンについて「先発年商420億円に対して参入メーカーは2社。適応は胃癌のみだが、ティーエスワンのメインの使用は胃癌でもあり、十分に広げていける」と自信を覗かせた。同品PTPシートの裏面には1カプセルごとの製品名規格を表示。またカプセル自体に製品名と規格の印字を行うなどの特徴を説明。「先発品と比較した差額では、1クール当りで1万2350円の違いがあり、年間では約10万円の自己負担の差が生まれるなど、患者負担軽減、薬剤費の低減に資する薬ということを医療機関に訴えていきたい」とした。
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