サノフィ日本法人は、6月にジェネリック薬「バルサルタン」「ゾレドロン」の自社販売を開始し、国内市場に本格参入する。大型品目の特許切れを控える中、GE薬の単独展開を決め、今後5年間で売上300億円を目標に掲げる。日医工との合弁会社「日医工サノフィ」は継続し、特許期間中に販売を許諾する「オーソライズドジェネリック」(AG)やバイオシミラーの販売などで日医工との協業を検討していく方針だ。ジェズ・モールディング社長は、21日の記者会見で、「先発メーカーのプラットフォームを活用し、サノフィとしてGE薬事業を大きくしていきたい」と語った。
サノフィは、欧州でゼンディバ社、南米でケンドリック社、メドレー社、米国で主にAGを手がけるウィンスロップ社と、各地域の子会社を通じて、GE薬事業をグローバル展開してきた。
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