不適切使用の実態が明らかに
くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、中学生の母親を対象にした「医薬品の適正使用に関する意識・知識調査」結果を公表した。親のもらった薬を量を加減して子供に飲ませたり、子供が飲む薬の量・回数を親の判断で変更したり、他の兄弟姉妹に流用することが実態として少なくない、健康食品やサプリメントと医薬品との区別が明確でない母親が少なくないことなどが明らかになった。このような調査結果を踏まえ、同協議会では中学生の医薬品の適正使用の促進には保護者の意識・知識の向上が必要としている。
中学校義務教育における「くすり教育」が導入されて2年を経過するのを前に、RAD-ARでは中学生の医薬品の使用を取り巻く環境について明らかにするため、中学生の子供を持つ30~59歳の母親500人を対象に、意識等の調査を行った。調査期間は2013年12月27日から今年1月5日まで。子供の学年の内訳は中学1~3年までほぼ同率だった。
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