専門的観点から、保健機能食品やサプリメントに関する情報提供を行う「アドバイザリースタッフ」に対し、情報発信や研鑽の場を提供している「アドバイザリースタッフ研究会」(国立健康・栄養研究所内)は、3月8日の東京会場を皮切りに、3~4月にかけて全国5都市6会場で、「2014年春期研修会」を開催する。対象者は、サプリメントアドバイザー等の資格者に限定しておらず、幅広い職種の参加が可能で、特に薬局・ドラッグストアの店頭で相談販売に従事する薬剤師、登録販売者などのスタッフにも有益な内容が盛り込まれている。
健康食品等に関する適切な情報を提供する者を養成するために始まった、保健機能食品等に関するアドバイザリースタッフの資格制度。中には管理栄養士・栄養士、薬剤師、臨床検査技師をはじめ国家資格を有する専門家も含まれ、主要4資格(栄養情報担当者、サプリメントアドバイザー、健康食品管理士、食品保健指導士)の取得者だけでも2万人を超えるといわれる。
昨年春から、この有資格者が中心となり活動をスタートした「アドバイザリースタッフ研究会」では、メールマガジンやホームページ(http://advisory-staff.org/)、ブログ等を通じた情報発信を中心に、研修会も定期的に開催し、「各団体認定の資格者間の交流や情報交換の場も提供し、アドバイザリースタッフの認知向上、保健機能食品等の正しい利用について消費者への啓発活動に努めている」(代表世話人の千葉一敏氏)
14年春期研修会は、東京会場(国立健康・栄養研究所)が3月8日と23日、福岡会場(福岡県教育会館)が3月16日、名古屋会場(名城大学名駅サテライト)が3月30日、大阪会場(大手前栄養学院)が4月13日、金沢会場(ITビジネスプラザ武蔵)が4月20日で、いずれも時間は午後1時~4時40分まで。講演テーマは健康食品の機能性表示、サプリメントの機能性評価、医薬品との相互作用など(会場により講演内容は異なる)
参加費は3000円。詳細・申し込みは同研究会ホームページで。