厚生労働省は23日付で、新薬14成分22品目を薬価基準に収載する。内訳は、内用薬が12成分20品目、注射薬が1成分1品目、外用薬が1成分1品目。3成分に原価計算方式を適用した。原価計算方式で算定されたアステラス製薬の抗癌剤「イクスタンジカプセル」、大鵬薬品の抗癌剤「ロンサーフ」には、営業利益率に10%の加算を上乗せした。また、SGLT2阻害剤の3成分には、いずれも類似薬効比較方式Iで算定した。中央社会保険医療協議会総会が14日に了承した。
▽アテディオ配合錠(味の素製薬):バルサルタンとシルニジピンを有効成分とする高血圧治療の配合剤。
同社のシルニジピンとノバルティスファーマのバルサルタンを比較薬として「自社品の薬価+他社品のうち最も高い薬価の0・8倍」とする新医療用配合剤の特例で算定した。予測市場規模はピーク時の10年目で26万人、130億円。
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