
薬価調査の信頼性を確保する仕組みとして、医薬品納入価格の妥結率が9月末までに50%以下の医療機関・薬局の基本料を減算するルールが導入され、取引現場では早期妥結に向けて価格交渉が進行中だ。一方、長く続いてきた医薬品流通改善も最終局面を迎えている。医薬品産業政策を所管する厚生労働省医政局経済課の城克文課長に未妥結減算の趣旨と医薬品卸業界への期待を聞いた。
――未妥結減算について。
流通改善懇談会の緊急提言から5年が経ち、前任の鎌田経済課長の時にワーキングチームを創設し、取引当事者が精力的に取り組んだ成果として、私が着任した時には既に流通改善はかなり進んでいた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。