薬局薬剤師の呼びかけによる残薬の有効活用によって、薬剤費の約20%を削減できた――。2~3日の2日間、福岡市で開かれた第3回日本くすりと糖尿病学会学術集会で、福岡市薬剤師会の小{木+夘}香織氏(ヤマサキ薬局)は、薬局への残薬の持参を促す「節薬バッグ運動」の成果を発表した。2012年からこの運動を開始。福岡市薬会員に対象を拡大した13年のデータを解析した結果を報告した。
福岡市薬と九州大学が共同で取り組む節薬バッグ運動は、患者に渡した「節薬バッグ」に、自宅にある全ての残薬を入れて薬局に持ってきてもらうもの。薬局薬剤師は残薬を調査した上で医師に連絡し、処方数量の調整を提案する。残薬を有効活用し、医療費の削減に貢献するのが狙いだ。
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